配偶者ビザ申請が不許可になりやすいケースの対応策

外国人配偶者を日本へ呼ぶ際、配偶者ビザ申請が不許可になりやすいケースと、その対応策を紹介します。

交際期間が短い


交際期間が極端に短い場合、偽装結婚の疑いをもたれます。出入国在留管理局では、知り合ってから最低3ヶ月以上を信用できる基準としています。

夫婦の年齢差が大きい

15歳以上の年齢差がある場合、過去に偽造結婚のケースが多いため、出入国在留管理局では厳しく審査しています。

交際期間が短い・年齢差が大きい場合の対応策

  • 交際に至ったきっかけ、交際期間中はどのような場所に行ったのか
  • なぜ短期間で結婚しようと思ったのか、結婚を受け入れたお互いの理由
  • お互いの家族に挨拶したか
  • 友人や家族と2人が一緒に写っている写真の提出
  • メッセージアプリ等の記録の提出

上記のような説明や、交際の証拠になる証明を提出することで、交際から結婚までの経緯が明確になり、許可される確率が上がります。

出会い系サイトや結婚相談所での出会い


出会い系サイトや結婚相談所で知り合った場合、外国人側がビザ取得目的で登録しているケースがあるため、出入国在留管理局は警戒しています。あくまで日本人側に非がなくても、外国人側がビザ取得後に姿を消してしまうケースも多いです。

出会い系サイトや結婚相談所で出会った場合の対応策

  • 出会い系サイト・結婚相談所の詳細
  • 出会い系サイト・結婚相談所へ登録する際の審査基準
  • 出会い系サイトのセキュリティ対策
  • 2人で写っている写真、メッセージアプリ等の記録

上記の証明が必要になります。

また、知り合ってからどのような経緯で交際・結婚しようと思ったか。お互いの気持ちの変化を説明できる資料を提出することで許可になる確率が上がります。
また、知り合ってから現在までのお互いの渡航回数も審査のポイントとなります。ほとんど会ったことがないのに結婚に至るのは、偽装結婚の疑いが強いためです。最低2回以上の渡航回数が望ましいでしょう。

日本人配偶者の収入が少ない

結婚後は外国人配偶者との共同生活費もさらにかかります。生活保護の対象になると国としても損失となるため、厳しく審査しています。

収入が少ない場合の対応策

  • 貯金や不動産収入があるか
  • 勤め先の給料、雇用形態の証明
  • 外国人配偶者の就労状況や今後の求職活動の証明
  • 親族から援助を受けられるか

上記の証明書類を提出することで、結婚後の生活が続けられるかが明確になり、許可される可能性が高くなります。

日本人配偶者が離婚を繰り返している

ビザ取得目的の外国人からお金をもらって結婚するケースが多いため、出入国在留管理局は警戒しています。

離婚歴が多い場合の対応策

  • 前回の離婚の原因
  • 外国人配偶者との交際のきっかけ
  • 再婚をしようと思ったきっかけ
  • 外国人配偶者が前回の離婚について理解しているか


他人から見たら離婚を繰り返す理由はわかりません。
上記の証拠となる説明や書類を提出することで、許可される可能性が高くなります。

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